製品のご説明
“がんリスクチェッカー 女性向け”は、「p53抗体」と、「CA15-3」を組み合わせて検査します。
「p53抗体」検査は、2007年11月に厚生労働省において大腸がん、食道がん、乳がんの診断に保険適用が認められた腫瘍マーカーです。
「CA15-3」は乳がんに特異性の高い腫瘍マーカーとして利用されています。初期の乳がんではほとんど陽性を示しませんが、ステージが進んでいる場合、転移性乳がんの場合に陽性率が高くなります。再発や内部転移にも反応するため、手術後の経過観察に有用です。
また、p53抗体と組み合わせることで精度が向上するとされています。
p53抗体では臓器特異性が低いこともあり、陽性時は全身のスクリーニングが必要です。
年齢・性別からある程度高発部位を推定して精密検査を行う必要があるため、結果が陽性の場合は医療機関での総合的な検査を受診されることをお勧めいたします。
血液検査だけではがんの発見・診断・部位の特定はできませんが、がんリスクのひとつの指標としては有効ですので、定期的ながん検診を受診するキッカケとしてください。
※腫瘍マーカーが基準価以内の場合では、がんの可能性が低いと判断されます。ただし、がんの可能性を完全に否定できないこともあります。
検査項目
- p53抗体
- CA15-3(乳がん)